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皮膚科光線療法は、太陽光を浴びるのとは全く意味が違い、有害な波長光を出さず治療に有益で安全な波長だけを照射する仕組みです。ナローバンドUVBでの波長は紫外線の狭い波長311±2nmです。これを取り出して照射することで皮膚のリンパ球で「免疫寛容*下記」が起きて、アレルギーを生じなくなります。
 
たとえばアトピー性皮膚炎等では痒みが楽になります。この止痒性は古くから知られ、1970年代すでにUVが、ヒスタミンなどを放出する肥満細胞の細胞膜を安定化することで、痒みを抑えることは分かっていました。抗ヒスタミン剤内服でも効果のあがらない痒みにも有効性が期待できます。
*制御性T細胞の誘導、真皮に浸潤するTリンパ球のアポトーシス、サイトカイン・抗原提示能の調整、NGFとSemaphorine3Aのバランス調整など

なぜ光線療法は皮膚疾患に有効なの?

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光線療法ナローバンドUVB FAQ

どんな装置ですか?

アトピちあき皮膚科には大型の光線治療器(ナローバンドUVB)を完備しており、一度に広い面積に快適に照射が可能ですまたピンポイントで狙った皮疹にのみ照射するエキシマとターゲット型ナローバンドUVB装置も完備しており、照射時間も短く簡便です。

水曜の午前中はスペースの関係で大型の光線療法ができません。光線療法ご希望の方はこれ以外の時間帯にお越しください。(予約不要)

通院はどのくらい必要ですか?

施術したその日の夜には痒みが楽だったという話をよくお聞きします。しかしながら維持して完治を目指すためには1~2週に1回は照射しましょう。光線療法のみの方は、お待たせしないよう配慮しております。

保険は効きますか?

はい、保険適応です。

​処置料は3割負担の方で約1000円、1割負担の方で330円です。

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