暖かい日が増えてきましたーなんて話題が増えるころ、増え始めるのが毛虫皮膚炎です。
主にチャドクガによる被害が多く、Tシャツ1枚程度なら毒針毛は通してしまうので、服に覆われた部分にも、広い範囲でぽつぽつと赤みが生じます。
とはいえ体の片側から降り注ぐことが多い毒針毛ですから、左右は非対称で、皮膚科医が見れば他の湿疹とは異なることがすぐにわかります。(紛らわしくて診断に迷うことはまれにありますが)
干していた洗濯物についていたために、全身に皮膚の症状が起きるなどということも、しばしば経験します。 服の繊維に絡みついた毒針毛は洗濯ではなかなか取れないため、繰り返してしまう厄介なものです。
慢性湿疹と思い込んでいた原因が実はこれだった!なんてこともあります。
治らない湿疹、強いかゆみ 自己判断せずに、皮膚科医にご相談くださいね。
---余談ですが、先日子供が学校の図書室で、こんな本を借りてきました。
こうしてみると、けむしにも、かわいいものがいますね。
アトピちあき皮膚科
山口ちあき
Comments