トレチノインは究極のアンチエイジングクリーム
- アトピちあき皮膚科
- 11月20日
- 読了時間: 3分
更新日:11月21日
当院では【トレチノイン】をお顔全体に安全に使用できるよう、院内で調合し指導しております。

【トレチノインとは】
ビタミンA(レチノール)の活性型で、化粧品では得られない医療レベルのアンチエイジング効果をもつ外用薬です。市販はされておらず、医療機関のみで調整・処方されます。
期待できる効果
シミ・くすみの改善
コラーゲン増加によるハリ向上
毛穴・小じわの改善
レチノイド反応について(副反応)
トレチノインは表皮の代謝を強力に促すため、多くの方に何らかの反応がみられます。
起こりうる反応(レチノイド反応)
軽い赤み、皮むけ、ヒリヒリ感
一時的に敏感肌になる
通常は開始2日目ごろから出現し、約2週間で落ち着くことが多いです。強い反応がある間は、毎日ではなく1〜3日おきの塗布に調整してください。
軽いレチノイド反応は薬効が出ているサインです。皮むけを目立たせたくない大事な予定がある場合は 1週間前から休薬してください。
重要な事として、レチノイド反応が強ければ強いほど美容効果が強くなるというわけではありません。赤み、かぶれ、強いかゆみなどレチノイド反応がひどい場合は、無理せず医師の診察を受けてください。アンチエイジング目的の場合「長い期間、軽い反応で塗っていく」方が美容効果が得られます。当院の医師自身、10年以上塗布を続けております。
*妊娠中の方は使用できません。

【使用方法】
使用方法(夜のみ)
洗顔
しっかり保湿(化粧水・クリーム);ワセリンは適しません
保湿が完全に肌が乾いてから
トレチノインを薄く塗布:塗布量は顔全体で「小粒パール1個大」が目安。点々と置いてから薄く伸ばしてください。
注意点
多く塗りすぎない
皮むけが強い部位(目尻・小鼻横・口角)は避ける
目に入らないようにする
レチノイド反応が強い場合→ 1〜3日おき/ショートコンタクト法を指導します。
全く反応が出ない場合、保湿の前に直接塗る、1日2回へ回数調整、濃度変更など対応しますのでご相談ください。
朝のスキンケア
洗顔
しっかり保湿
日焼け止め
敏感肌用の保湿剤・洗顔料がおすすめです。当院ではバリア皮膚科学 iniks をお勧めしています。https://www.iniks.jp
※トレチノインと同じ部位への、ピーリング剤・他のレチノイド製剤の併用は不可です。
【保管方法】
トレチノインは20度以上の温度や酸素で分解が早まるため、フタをしっかり閉めて冷蔵庫で保管し、目安として3ヵ月で新しい製剤を処方します。
【価格(税込)】
標準:0.05% 10g 2,750円
弱い:0.025% 10g 2,200円
強い:0.1% 10g 4,980円
※新鮮な製剤を処方するため、在庫を大量には置いていません。多くお買い求めのあった日など、稀に即日お渡しできないことがあります。
アトピちあき皮膚科
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